ルルのエッセイ


by rurucafe

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ひなたぼっこ

今大好きな吉田修一さんの「ひなた」を読んでいます。

その中で、ばりばりに働いている女性桂子が出てくるのですが、彼女は結婚しています。でも理解あるダンナと姑に囲まれていることもあり、仕事で深夜になることがあっても何とか続けていられます。でもやがてその仕事を離れることに。気力とかそういうのがなくなったとは本人の談。そして専業主婦になる決意を固めるのですが、本人は不安でいっぱい。

それは専業主婦である母親が「幸せそうで幸せそうじゃ無かった」からだそう。だからこそ、結婚しても仕事を続けていて、その仕事も忙しく充実していた。でも女が仕事を続けるのには理由がいる。男は「家族のため」何も考えずに仕事に就く、続けることができるけれど、結婚をした女が仕事を続けるには相当な理由が必要になってくる、それがだんだんとなくなってくる。

なるほど・・・すごい心にずんずんくる。なるほどって思う。

ワタシも一時期専業主婦の母親を認めていながら否定していたようなところがあったように思う。今でも彼女が時折寂しげにしているところを見ると、自分はこうなれないと思ったりする。「なりたくない」といった積極的な否定ではなくて、自分はそうなれないのではと思う。
このぼんやりとした否定が一番やっかいで、不安が先にきてしまう。
がむしゃらではなくて、ゆっくりとハンドルを切るみたいに回避していく感じ。それを何となく選んでいる感じ。

父親が「女は料理だ。男は働いてきて疲れて帰ってきておいしいごはんがあるとほっとするんだ」と言う。「女は家政婦じゃないよ」と思う。何となく反感。
でも胃袋掴めって言われるし、そういうとこもあるかもしれない。別にそれは否定できないし、しようとは思ってない。でもすっきりしない。

ものすごい幸せそうな人見ても「そうかなぁ」と思うし、すごい寂しげな人を見ても「違うんだろうなぁ」と思うし、すごいうまくやってる人を見ても「遠いなぁ」と思う。
それぞれの生き方や考え方や選択肢が自由だからこそ不自由な今。何を選ぶかをしぼりきれないでいて、自分のおかれた立場に不安を感じてしまう今。

正解とか当たりとか正しいなんてどうせないんだから・・・と思っても、どこかにそれを探してしまう、今。
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by rurucafe | 2006-02-24 21:48

おんなの方程式

おんなのこはセックスするとホルモンバランスがよくなって、若々しくいられるのではないか。

ということについて、ちょっと考えました。

そうかなと思ったり、でも年齢重ねていけばなくても平気なのかなと思ったり。
昔、ビックコミックとかで大人というかもういい年齢のおじさまおばさまの恋の話を連載していて、漫画だからね、リアルなんだよ・・・描写が。
お腹もたるんでいたりとか、適度に皺があったりとか、お互いね。
ぜったいないよね、少女漫画にはない、レディースコミックですらなさそうだもんね。物語がどろどろしてても完成した形しか出ないもんね。お互いそれなりにいい男といい女。それにはまるのはわかるし、現実見られなくなるのもわかるかも。
今美少年同士の恋愛を描いた漫画がはやってるんだって。
ワタシはあんまり興味ないけど、美しい男がわんさかやまもり出るんだって。そして愛を語るんだって。すごいね。

いや、漫画読んでてもホルモンバランスはよくならんぞってわけで。

実際どうなのかなぁ。
おじいさんおばあさんになってもちゅーしたいとか、エッチしたいとか、思うのかな。
相手がすごい若いとかいうのは別だよ。
おじいさんが若い子のお尻さわりたいとかそういうのは置いといて。

夫婦でもさ・・・最初から淡白なら別だけど、人並みに(人並みって何じゃろ)営みがある人はいつからしなくなるのかな。子供で来ていったん中休憩。でまた復活してからは?
性欲というもので片付けるには何かもっと違うものがあるような気がする。
女であって男であって、その二人がいることなんだから、人間ならではの何か。

女はいつまで女でいられるんだろう。
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by rurucafe | 2006-02-24 00:39

フリーダムなきのう

「好きなように、やりたいことをやってください」

と言われてから、何がやりたいのかすごい悩んだりする。

「好きなこと好きなようにやってるよねー、ほんと」

と言われてから、果たしてワタシのどの行動を見て、そんなこと言われてるのかなと思う。

この二つは同じことを指すのだろうか。

たとえば、女優になる!と言って、英会話学校行って、単身にアメリカに渡る・・・うんうん、やりたいことやりたいようにやってるね、これからもどうぞそうしてくださいよ、となるだろう。

でも、別にそんな夢らしい、絵に描いたような将来のビジョンはないように思う。
生きてるって実感できるとき?

飲んではしゃいでるときかな?映画観る前の映画館の緊張感が好き、なんて思ってるときかな?ルイヴィトンでバック買うときかな?めちゃくちゃおいしいイタリア料理食べたときかな?
さほど大したことはない。

いちおう夢はあるけれど、ここまで人生やってきてほんの少しあきらめもある。
仕方ないけど、認めなくてはいけない部分もなきにしもあらず。諦めてはいないけど、まぁたぶん違うんだろうなとやんわり感じている。

ぼんやりしてる中で、「やりたいことって何だ」とはたと自分に問いかけると、ちょっと焦る。
でも焦るほどには年寄りじゃないぞ、と納得させる。

ここ最近、そんなところばかりをぐるぐるまわってます。
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by rurucafe | 2006-02-21 22:42
友達から離婚するって聞かされた。
半年くらいまえに他の子からも離婚するって聞かされた。

もう驚いていない自分がいる。

きっとワタシくらいの年齢で結婚して3,4年からそれ以上って考えるんだろうな。このままこの人でいいのかって。
それでそんな風に考え始めると、目がよそへ向かってしまって、結果お別れを選択してしまうのだろうな。

何を隠そうワタシも立派な×つき女ですが(立派ではない)、結婚していたときは結構自由にやってて年下の独身女子からは「楽しそうでいいな、結婚してからもそんなふうにいられるならいいな」と言われて嬉しかった。

そっから何がどうなってかまた一人なってしまったのだけど、後悔はないし、それからも結構友達もいるし、両親の助けもあるし、好きな人もいるし、気楽にやってます。
・・・が、楽しそうに見えていたらそれはそれで反省しなくてはいけないなあと思ったりする。

離婚は決して楽しくて幸せで自由なものではない。女の人が一人になるってことは覚悟が必要。それは一度二人でいて一人になると余計にそう思える。
一度はこれで人生安心と思っていたけど、それがなくなる。思った以上に不安。
一度辞めた仕事に復帰できればいいけど、それもままならない。条件が悪くなったりして一度はへこむ。仕事があればね、まだいいんだけど。

それからまたすばらしい相手に恵まれれば、それはそれでいいと思う。
でもいなかったら、どうなるのだろう。自分の周りの人は心配するだろうし、自分も自分の身を案じる事になるのかもしれない。

どちらにしても、一人でも二人でも覚悟が必要なことには変わりはないんだけどね。
その種類がほんの少し違う気がするのです。
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by rurucafe | 2006-02-19 23:13

キスより簡単

ワタシの友人で、とてもとても仲の良い夫婦がいます。
結婚10年目、子供三人。パパ(ワタシの知り合い)はとても子煩悩。仕事も順調。浮気できそうもないほどわかりやすい性格。いずれ奥様の家に入るために、奥様の実家に同居中。夫婦二人はとても仲良しですが、実は奥様の両親と夫婦はそれほどうまくいってないらしい。とくに奥様が実の両親と折り合いが悪いらしい。夫婦の仲の良さの原因は実はそこにあるのでは、とワタシはこっそり睨んでます。

まぁさておき。

とても仲の良い夫婦。仲良しエピソードをごまんと聞かされてきたワタシですが、先日もびっくりな事実判明。
そのご夫婦はよくキスするそうだ!!

夫婦のおでかけのキスは脳内活性に良い・・・みたいな話になったとき、そのだんな様が「そうだよな、俺なんて脳がぐるんぐるん働いてるよ〜」と言う。
「はあ?!キスしてんの??」・・・その場にいた一同仰天。そのだんな様、「いや、キスたって軽い感じだよ。そんなおかしいか?」と言う。

はぁ?!付き合って間もないカップルでもないのに、一緒に暮らして10年も経つのにそうしょっちゅうキスするタイミングがあるとは!!
しつこく問いただすと、「何言ってんだよ、別にそんな熱い感じじゃなくてほんと軽い感じだよ。目があったときとか、顔が近づいたときとかそういう時にするんだよ、普通だよ」

普通じゃないよー!!!!

ってワタシが普通じゃないの?

キスってさ、ちゅーってさ、顔近づいただけでするか?それは付き合うのか付き合わないのかぼんやりもやもやしてるカップルが一気に盛り上がるドラマのシチュエーションじゃないの?
それにしてもうらやましい。

なんか、そういうちょっとしたことって大事なのかもな。
顔近づいたときに無反応よりはさ、キスとかされると好きなのかなとか実感できるじゃん。ほんと。素敵な習慣だわ!!ママになってもお母さんになっても、いつまでも女は女なんだぁ!!

で、本当にキスすると脳の働きが活性化されるのですか?
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by rurucafe | 2006-02-16 22:25

流れ

あのとき、あんなに苦しかったのに、今はもう昔のこと。

たぶん、どこかへ行ってしまった。
自分もどこかに行けると思った。

今立っているここが、いったいどこなのかわからない。
前に進めているのかさえ、よく見えない。

まわりの景色も変わらない。
自分の視界もさほど変わっていない。

何が動いているのだろう。

ときおり、取り残されているのではないかという恐怖におそわれるだけ。
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by rurucafe | 2006-02-15 00:13

ホームパーティー!!

いつぞやの、何かのライブの時にぶどグレのながいっグレープさんのお友達ということで、いろいろお話させていただいたAさん夫妻のホームパーティーに、この間の土曜日に図々しくもおよばれしてきました。
その時のワタシ、絶品リゾットを作れるというAだんなさまに「えええ!!食べたいっ」と早々名乗りをあげ、おうちパーティー開催の時にはぜひ!!と何度も何度も念押ししたのであります。うしし、これぞ食いしん坊の醍醐味。

その甲斐あって本当によんでくださったのぉぉ!何て気さくなご夫婦なのだろう!ワタシが結婚した暁には・・・ぜひ・・・・・・さておき。

やはりAだんなさまはイタリアンが好きなようで、このサラダもおいしかった!(奥に見えるのは奥様のお父様が用意してくれた刺し盛り。これも美味!)
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こっそりドレッシングはピエトロだと教えてくれた!ぜひ今度買ってみよう。メモメモ。
その上とてもかんどーしたのがA奥様の鶏の唐揚げ。
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やわらかいし、味もしっかりついててどーしてこんな風にあがるの???といろいろ聞きながらメモメモ。
そしてお酒も入ってほどよく酔っぱらったときに出てきたのが、このカマンチーズの鍋。これまたうまいっ。作り方を聞いてるぶんにはお手軽な感じ。次のワインパーティーのときにでも作ったらおいしそう。メモメモ。
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そしてメインディッシュというか、今日のお目当てというか、チーズリゾット。ポルチー二茸がポイント!
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すごいおいしかったぁ。今日のは少し薄味だったそうなんですが、何の何のうまいっっ。

昼についてランチだったのが、うだうだ飲んでいつの間にか夜に・・・。ワインだの日本酒だのドンペリだの・・・ともかく来客9名+夫婦+愛犬ピーくんとで楽しい宴はいつまでも続いたのでした・・・飲み過ぎたぁ。
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ほんと、基本的に料理は苦手なんだけど、家に人を招いたりするのは割と好きなんです。そんなときには料理にチカラが入りがちなワタシ。でもこのご夫婦は人を招き慣れてるって感じが素敵で、みんなを本当にうまくもてなしていて、これぞホームパーティーって感じでした。Aさん夫婦ありがとう。

愛犬ピーくんはとても人懐っこい、大きめトイプードルでした。
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by rurucafe | 2006-02-06 22:13

おんなをあげる

化粧品買うとか、美容院に行くとか、マッサージに行くとか、ネイルケアするとか、女でよかったと思う反面、女だから余計にお金かかるんだよなと思う反面、手を抜くと独身女性の死活問題だなと汗をかく反面、新しいことにチャレンジするワタシがすき・・・なんて思う反面、やっぱりやっぱり特別に手をかけると、自分が喜んでる感じがする。内面だけでなく、外側とか無意識の世界とか気合いとかいろんな五感第六感で。

これって洋服買うのとまた別な感じ。

なんだろな・・・やらなくてもだいじょぶなとこかな。
洋服は何やかや言っても着なくちゃ外出られないし、家でもとりあえず何かなきゃいけない。裸で生活する人は別として。
そこをおしゃれにするかしないか・・・重要なんだけど、でもどんな人でも「洋服着る」っていう行為はしてるよね。

でもアロマオイルのマッサージしたり、高い化粧品買ったり、美容院で髪型変えたり・・・一応必要なことではあるけど、なくってもね、とりあえずは何とかなるところでもある。
そこにお金をかけるっていうのは、ちょっと「自分の中の女」を大事にしてあげてるようで、ちょっとうれしい。

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by rurucafe | 2006-02-03 00:31

女のさが

「愛の流刑地」という渡辺淳一さんの連載小説をここ最近読んでいました。

いました・・・というのは、つい最近完結したのです。
日経新聞に連載していたもので、サラリーマンを購買層として考えた選択だったのかもしれませんが、最初にこの小説を読んだときは驚きました。
日経新聞といえば全面に難しい言葉が並んでいるし、興味あるとこは新製品の紹介くらいなもので、わからないこと多いし、堅いイメージ・・・会社のお昼休み見るものないから見始めたくらいのレベルのワタシ。そこのスペースにこの小説はいいのだろうか、と最初は不思議な感じ
でした。
ワタシが読み始めたときはすでに連載は中盤くらいでしたが、不倫の男女のお話で、その・・・何ていうの?セックス描写がすごくて、愛し合うシーンが頻繁に出てくる・・・。仕事の昼休みに「いいのかなぁ」と思いながらも、それでも結構真剣に読みました。

途中からだからいけないのだけどストーリーを話すと、奥さんと別居している男と、夫との関係があまりうまくいってない女が愛し合うようになる、そして女は男と会って初めてセックスの喜びを知り、夫との行為を拒否するようになる。男と女は激しく求め合い、愛し合い、やがて女はセックスの最中に「殺して」と叫ぶようになる。ついに男は女の首に手をかけてしまい、女は男の手によって死にいたってしまう。男は自首し、裁判が始まるが、嘱託殺人を主張する弁護人と男のエゴを責める検察は対立し、男は一人、女との愛の日々を思うといたたまれなくなる。

というおはなしです。
途中からは裁判と男の独房の中の日々に焦点があたるので、トーンが変わってきますが、男と女の愛について深々考える内容になっています。

ワタシの友人が昔、不倫をしていたときに不倫相手のおじさまと渡辺淳一にはまって読みふけっていたそうです。会社のおじさまも渡辺淳一作品になると身を乗り出して熱く語ります。きっと不倫してたのでしょう。ワタシは個人的には渡辺淳一作品にはそれほど興味がないのですが、きっと男性寄りの愛についての論理があるのだろうと勝手に推測しています。
これは「愛の流刑地」に関しても、すごく感じたことです。
とくに「殺して」と叫んで殺し、それについて男が女を満足にさせた延長だと考えていたふしがあったこと、死体とともに一晩過ごしたことなどから、何となく気持ち悪い、ぴんとこない感じを覚えていました。
セックスの最中に「殺して」と言って、それを実行する男がいるのだろうか。
しかも女には二人の子供もいる・・・それを美化しようなんて、エゴ以外の何ものでもないのではないか・・・。

その気持ち悪い感じは、裁判の進行とともにつねに頭の中にあって、それは検察の意見と結構似通うことがあったのは事実。でも男は違うと言う。そんなことで女との愛をけがされたくないと言う。

でも男宛に書かれた行きつけのバーのママからの手紙、これでワタシの気持ちに少し変化がおこりました。ママは「セックスの喜びを女に与えたのはあなたの罪。女は一人の人とすばらしいセックスをすることほど幸せなことはない。それでご主人とのセックスがいやになってしまい、逃げられなくてもう殺してと言うしかなかった。女は一度高いところに舞い上がってしまったら二度と戻れない。あなたに課せられた罪は、女が自分のことを思い続けて欲しいという願いなのだから、それを受けとめてほしい」というようなことを言っていました。
これを見たときに「そうかもしれないな」と思いました。
ここがきっと渡辺淳一が渡辺淳一たるゆえんなのだと、感心しました。
それまでずっと男よがりの、男性ばかりがうっとりするような世界なのだと思っていましたが、「愛の流刑地」に関しては、最後二話で女からの手紙で結んでいて、それが男も女もこの事件に関して納得できる解釈なのだと思えてしまったのです。
この男は結局懲役を課せられることになるのですが、その罪を償う期間すべてを女を思う事で過ごす・・・これは女が望む究極の愛ということになるのだと言います。
確かに、一緒にずっと過ごすよりは愛は愛のままで終われるのかもしれません。別れたほうが想い出が美しいのと一緒なのかも。

また確かに、女性って相手によって変わるかもしれないな・・・セックスに関して言えば。
男性は相手によって気持ちとかいろんなとこで差はいろいろあるのでしょうが、ある程度ならばきっと満足できるのではと思います。違うかな。
女性は素敵なセックスすれば、ホルモンバランスが明らかに違う気がする。ここが男と女の違いなのかもしれないなぁと思う。受けとめるのと責めるのと。

なんてこんな話続いてますが・・・なにぶん裏ブログなので(初耳!)気楽に書きました。
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by rurucafe | 2006-02-01 23:59