ルルのエッセイ


by rurucafe

どこに行くの

祖父が亡くなりました。

去年の始めに祖母がなくなったので、本当に「追いかける」みたいな形になってしまいました。気丈で昔気質の祖父。おばあちゃんが一番の話し相手だったのかな。妻を亡くしてからは頻繁に、近くに住む家族にずいぶん電話をかけたり、来いと行ったりしていたようだけれど、隣にいた存在を埋めるものは結局無かったのかもしれないな。

散歩が好きで、散歩のついでに寄る立ち飲み屋が好きで、肌の色つやが良かった祖父。通夜でも葬式でもみんなの口から出るのは、酒に関する祖父の逸話ばかりでした。
祖母の通夜と葬式には、気丈に出席する祖父の姿があり、みんなが足の悪い祖父を気遣いながら全てをこなしていたので、寂しさよりは祖父を心配する気持ちのほうが大きかったように思えます。
でも、その祖父の姿がまだ鮮明に思い浮かぶのに、祖父の顔はまるで寝ているみたいに穏やかなのに、寂しさとか虚しさとかいろんな気持ちが渦巻いて、祖母のときより涙が出てきて仕方なかった。

ついに、ついに、祖父母とも別の世界に旅立ってしまった。
あの世で会っているのかなと言いながらも、本当に人は命を終えてしまった後にどこに行ってしまうのだろうかとしみじみ考えた。

小さな頃からおしゃべりだった私は、遠くに住む祖父母によく手紙を書いていました。
祖父が少し名前の引き出しがあやしくなり始めてからはとんと書いていなかったから、じいちゃんとそしてばあちゃんに宛てて最後の手紙を書きました。

もうじいちゃんばあちゃんへと長崎に手紙を出す事はないのだ。年賀状に私の名前をしたためてくれる人が1人減ってしまったのだ。その寂しさはあります。
だから、普段書いているような近況報告と、普段は書かないような気持ちもしたためて最後じいちゃんに渡しました。
読んでくれたかなぁ。

見送るときも、見送った後も、お酒を飲みました。祖母の葬式の後、みんなで囲んだ食事の席でじいちゃんが一番気にしてくれていたことが「おお、飲んどるか?お酒あるか?」だったから。

このお酒好きはじいちゃんから受け取ったもの。そして高い笑い声はばあちゃんから。
その2つは今の私をとても助けてくれているよ。
ありがとう、じいちゃん、ばあちゃん。

空々しいことは言わないけれど、でもまたこれからちゃんと生きていこうとちょっと思った。
命を見送るということは、本当に大切で哀しくて大きな重い儀式なのだと、思う。

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# by rurucafe | 2012-05-02 23:00 | エッセイ

いのちのリレー

少し前から体調を崩していた祖父が亡くなりました。

遠くの土地に住む祖父ですので、日々交流があったかと言えばそうではありません。
前回会ったのは、祖母のお葬式の時でした。

少し寂しそうにしていたけれど、お酒を注いでくれたり、隣でご飯食べたり、入所しているホームに遊びに行ったり、今思えば貴重な時間を過ごせました。
寂しくなっちゃったんだなぁ。そんなに早くおばあちゃんに会いに行かなくてもいいのに。

遠くに住むからこそ手紙をよく書いていましたが、ここ最近ではすっかり筆無精になり、前回会ったときも私の名前を思い出すのに少し時間を要したりしていたので、何となくそういう気持ちになれないでいました。

今思えばもうちょっと手紙でも何でも書けば良かったかもしれないし、そんなことしても何も変わらなかったかもしれない。
複雑な思いです。

何も出来ないけれど、何も出来なかったけれど、駆けつけてきちんとお別れをしたいと思います。
それが残されたものの務めだと信じて。
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# by rurucafe | 2012-04-29 14:00 | エッセイ

細胞の記憶

来た道が見えなくなっても
どこへ行くのかわからなくても

大丈夫だよね

ワタシの中にある生命(いのち)の記憶

心がすっかり沈んでも
その意味をすくう両手が

ワタシの中に息づいている

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# by rurucafe | 2012-04-17 22:00 | エコトバ

いつものところで

感謝の気持ちとか
ありがとうとか
そんなの嘘っぱちだけど

たまには口にして
そんな自分に溺れたい

そんな日もあるさ
そんな季節もある

耳から聴こえる音が
自分の言葉じゃないみたい
ふわり空を一周して
あの緑にひっかかったまま

あの影は何?あの黒いモノは。

すっかり忘れてしまうからまた、
うっとりする嘘が吐ける
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# by rurucafe | 2012-03-04 22:54 | ポエム

なるほど

警戒して、包囲して、いつでも両手、広げていたのに

そうですか、そっちから来ましたか。


仕方ないね。
完全な防御なんて、想像以上につまらない


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# by rurucafe | 2012-02-17 23:44 | エコトバ

決意

哀しいときに涙を流す

寂しいときに手を差し出す

楽しいときに思い切り両手を伸ばす

案外できていなかったなと思う

これからは、もちょっとだけ、ちょっとだけ
出して行こうと思う

どんどん溢れていこうと思う
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# by rurucafe | 2012-01-08 11:22 | エッセイ

ユアスキン

恋の色
ももいろ、吐息、ため息
いつでもきっと、きみの色

愛の色
真っ赤、嫉妬、支配
毎日ずっと、あなたのもの

失の色
はだいろ、手のひら、空の中
崖のふちで君に落とされた

再の色
そらいろ、指先、道の花
足元の、枯れた落ち葉みたい

一周したらわかるでしょう
この世の主成分
地球の、本当の名前

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# by rurucafe | 2012-01-03 22:00 | エコトバ

ありがとう

今年はあまりこちらのブログを更新できなくてすみませんでした。

ワタシは来年は詩人LULUとして活動していきたいと思います。
笑ってください。
笑わないでください。

ワタシは、自分の思う表現の仕方で、今感じていること全てを伝えたいと思います。

では皆様良いお年を!!!

来年が素晴らしい年になることを祈ります。
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# by rurucafe | 2011-12-31 19:44 | エッセイ

少しでも

つまらない自分

環境に切り取られた姿
言葉に操られた手足
無難にまとめられた過去

全てにさよならして
全てをゼロに戻しても

またいつからか、とらわれてしまう幻の影

追いかけなくても
包みこまなくても
いつもワタシを覆う輝き

だからこそきっと
この先の答えがある

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# by rurucafe | 2011-12-02 21:31 | エコトバ

へぇ

まぁいいじゃん。

そんなに責めないでよ。

知らないモノ同士。
もうちょっと思いやろうよ。

どちらの言う事もわかるんだけどね。
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# by rurucafe | 2011-11-28 22:47 | エッセイ