こんなワタシのこと蔑んでる?
滑稽で、バカで、世間知らず。
人の優しさも親密なとこも、何一つちゃんと感じ取っていない。
そのことを哀れに思う?
でも平気。
この手の中にある温もりが、たとえ小さなものだとしても。
ワタシはその温もりで全てを知ろうとするでしょう。
その温かい笑顔が、嘘に満ちていたとしても。
ワタシはその中に、必死にホンモノを見つけるでしょう。
でもこれは美しいことではない。
優しさでもない。強さでもない。
ただ、ただ、自分がいとおしいだけ。
いとおしい自分になりたいと、ワガママに、願っているだけ。